子宮頸がん予防（ヒトパピローマウイルス感染症）ワクチンについて

　子宮頸がん予防（ヒトパピローマウイルス感染症）ワクチンは平成２５年４月１日から定期予防接種を実施しておりますが、同年６月１４日厚生労働省通知にて「副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない」とされ、積極的な勧奨（対象者への個別通知など）が差し控えられていました。
　しかし、国の副反応検討部会が「接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められた」としたことから、令和３年１１月２６日厚生労働省通知にて積極的な勧奨の差し控えが解除されました。このことにより町では、以下のとおり子宮頸がん予防ワクチンの予防接種を実施します。
　【令和７年２月２７日追記】子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種について、経過措置が設けられることとなりました。詳細は下記をご確認ください。

従来の定期予防接種の対象者について

対象者

○中学１年生～高校１年生相当年齢の女性
　※標準接種年齢は中学１年生相当です。

接種料金

　無料で予防接種を受けることができます。

接種期限

　高校１年生相当の年度の最終日（３月３１日）まで

接種を希望される場合

対象者数等を鑑み、令和６年度は中学１年生相当（平成２３年度生まれ）と高校１年生相当（平成２０年度生まれ）の方に個別に予診票や接種案内をお送りします。

キャッチアップ接種の対象者について

　上記積極的な勧奨の差し控えの解除により、従来の対象者（中学１年生～高校１年生相当年齢の女性）への接種勧奨が順次再開されることとなりますが、一方で積極的な勧奨が差し控えられたことにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこととなりました（この従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うことをキャッチアップ接種と呼びます）。

キャッチアップ接種の対象者

○平成９年度～１９年度（平成９年４月２日～平成２０年４月１日）生まれの女性で、子宮頸がん予防ワクチンを未接種の方。

接種料金

　無料で予防接種を受けることができます。

接種期限

　令和７年３月３１日まで

接種を希望される場合

　接種に必要となる予診票や詳しい接種案内を配付しますので、予防接種歴を確認できるもの（母子健康手帳等）を持参のうえ、保健福祉課窓口にお越しください。

キャッチアップ接種の経過措置について【令和７年２月２７日追記】

　国において、キャッチアップ接種期間が令和４年４月１日から令和７年３月３１日までとされていましたが、この夏以降ワクチンの需要が増加したことにより、接種の機会を逃してしまった方がいることを踏まえ、期間中に１回以上当該ワクチンを接種している方を対象に、期間終了後も３回の接種を公費で完了できるよう経過措置を設けることが決定されました。

経過措置の対象者

○キャッチアップ接種対象者（平成９年４月２日～平成２０年４月１日生まれの女性）のうち、令和４年４月１日から令和７年３月３１日までに子宮頸がん予防ワクチンを１回以上接種した人
○令和６年度高校１年生相当（平成２０年４月２日～平成２１年４月１日生まれの女性）のうち、令和４年４月１日から令和７年３月３１日までに子宮頸がん予防ワクチンを１回以上接種した人

経過措置の期間

　令和７年４月１日から令和８年３月３１日まで

注意事項

　令和４年４月１日から令和７年３月３１日までの期間に１回も子宮頸がん予防ワクチンを接種していない人は、経過措置の対象となりません。
　令和７年４月１日以降に１回目の接種を行なった場合は全額自己負担となります。

関連情報

・厚生労働省　子宮頸がん予防ワクチンについて（外部サイトへリンク）