我が国では、エネルギーの多くを石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料に依存しております。また、中国や東南アジアなどの経済成長に伴い、地球規模での資源の枯渇や温室効果ガスの排出が懸念されています。
さらに、化石燃料は、そのほとんどを海外に依存しており、エネルギー市場が不安定化した場合は、経済的にも大きな影響を受けることが危惧されています。
また、平成23年に発生した「東日本大震災」、それに伴い、発生した「東京電力福島第一原子力発電所事故」により、全国的な電力不足が発生しただけでなく、国民の原子力発電への信頼がゆらぐと同時に、太陽光、火力、バイオマスなどの再生可能エネルギーへシフトする風潮が急速に高まりました。
町では、これらの背景から再生可能エネルギーの導入を推進し、町の地域特性にあった再生可能エネルギーの導入の方向性や具体的な取組みを示す猪苗代町再生可能エネルギー推進計画を策定しました。
猪苗代町再生可能エネルギー推進計画では、計画期間を2021年度(令和3年度)から2040年度(令和22年度)までとしており、下記のとおりの数値目標を設定しております。
中間目標:2030年度 町内電気消費量の70%の再生可能エネルギーを生み出す。
最終目標:2040年度 町内電気消費量の100%の再生可能エネルギーを生み出す。