体験交流協会の設立理念

 猪苗代町に新しい施設「猪苗代町体験交流館」が、平成21年4月より供用開始されました。この体験交流館は、506席を有するホール機能を持った大研修室をはじめ、中小の研修室、調理体験室、和室研修室、展示ホールなどを備えています。この施設が供用開始されるとともに、文化団体・社会教育団体などの活動拠点も、猪苗代町公民館、猪苗代町体育館から猪苗代町体験交流館移転されることになりました。
これに合わせて猪苗代町内にある文化団体、社会教育団体、体験学習団体、ボランティア団体、交流団体、またはそれらに関連する団体、個人をすべて包括し、さらに町との協働による文化活動を目指す新たな組織「猪苗代町体験交流協会」を平成21年3月に設立いたしました。
今まで猪苗代町公民館が行なってきた、幼児から高齢者までを対象とする様々な活動は、町民に社会への参加と生きる喜びを促すことなどで、大きな成果を収めています。町内にはそれぞれに目的をもって活動している文化団体、社会教育団体も70以上を数え、加えて広域的な交流人口を対象にした事業も数多く開催されています。さらに個人レベルや商業的に行なわれているカルチャー・スクールなどを挙げれば、多くの人たちが社会活動や文化活動に関っています。これらの団体や活動を一本の線で結ぶ組織として「猪苗代町体験交流協会」がその役割を担えたらと考えております。
 今、子供や学校のこと、子育てのこと、地域社会のこと、高齢化社会のこと、交流人口の変化など、日本社会は様々な課題を抱え、大きな曲がり角に立たされています。「地域が変われば日本が変わる」と言われています。その中で、豊かで住みよい猪苗代町を創るため、地域文化を活用した町おこしや文化交流、生涯学習や体験学習などを通した心のゆとりを養うことなどの取り組みに大きな期待がかけられています。  
私たち「猪苗代体験交流協会」は、それらの課題に積極的に取り組むとともに、「猪苗代町体験交流館」が町と町民との協働運営による文化活動の拠点として有効に活用され、活気あふれる街づくりができることを目標に活動を展開しているところです。


                  猪苗代町体験交流協会 本田 嗣之

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